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風、わたしを吹き抜けたcartridge
懐かしいもの、高いけどええなあ!、なんじゃこれ!もある
カートリッジ | プレーヤー | アンプ | スピーカー | anotyer site | daily topic |
カートリッジ編 technics 更新日 15 December, 2009 一年振りの更新、
audio-technica | OTTO | 何が悲しくてtechnicsをあげてしまうのでしょう。 有名だから?みんなが知ってるから?DJ御用達のSL−1200MK○があるから? 超高い製品に多くの優れたオーディオ機材があります。そこからは無縁な学校や企業の構内放送用放送設備はナショナルか、SONYかビクターです。 ただ学校など音楽・放送用には先生たちが、このメーカーの中から音楽用にレコードプレーヤー、カートリッジを探しだしました。 そこから進化した優れ物の宝庫です。でも私のようにローエンドしか知らない者にとっては高値の花ばかり。 |
AIWA | PIONEER | |
AUREX | sansui | |
DIATONE | SHURE | |
DENON | SONY | |
ELAC | STANTON.pikering | |
EMPIRE | TECHNICS | |
Lo-D | TRIO | |
MICRO | VICTOR | |
ONKYO | YAMAHA | |
OPTONICA | another | |
ortofon | BACK |
07 June, 2010 | テクニクスTECHNICS |
![]() |
270Cファミリー日本を代表するカートリッジ、おそらく世界で最も量産されたカートリッジではないだろうか。ナショナル店会1万店を豪語し、新発売1モデル初回ロット10,000個と言われた。それをいくつのモデルにこのEPC−270Cファミリーが使われたか。写真はEPC-270D ブロックダイヤの0.6mil丸針。背面か正面のロゴを見ないと、EPC-270Cと区別できない。 |
orijinal (針価格はナショナルセールスマン専用カタログ’89/’95 この1995年カタログで、EPC-H25がカートリッジとして一つ残った) | ||||||||||
TYPE | style | needle No. ¥price |
clolor | tip type |
trcking force(g) |
style | cart.No/¥price | color | 出力 mV |
|
![]() |
EPS-52STDD¥4000/完了 丸・0.5milダイヤブロック 硬質軽合金ストレートパイプ |
丸0.5 nude |
2.0〜2.5 | ![]() |
テクニクス280C ¥9000 (EPC-86SNAD) 200C 210Cの後に発売 |
3.0 | ||||
![]() |
EPS-53STED ¥6200/完了 0.2×0.7mil楕円ダイヤブロック チタンパイプ/テンションワイヤー |
透明 | elli nude |
1.5〜2.0 | ![]() |
テクニクス260C ¥12000 (EPC-87SMAD) 200C 210Cの後に発売 |
2.0 | |||
no print | EPS-53STD ¥? 0.6mill |
丸 | ||||||||
![]() |
EPS-56STSD ¥3500/完了 | blue | 丸 | 3.5 | no print | EPC-79SMAD | ||||
![]() |
←EPS-270SD ¥2800 | 丸0.6mil |
![]() |
EPC-270C (1974年登場) ほとんど丸針のEPS-270SD |
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EPS-270ED ¥5500 | elli | |||||||||
no print | EPS-270SD ¥2800 | 丸 | ![]() |
EPC-271C-S シェル一体型 (バリエーションがある) |
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![]() |
EPS-270DD ¥? 高強度アルミパイプ ダイヤブロック 0.6mil |
丸 | ![]() |
EPC-270D ¥11000 単体売り(丸針) |
3.2 | |||||
![]() |
EPS-270ED ¥5500 接合・楕円0.3×0.7mil |
elli | ![]() |
EPC-270C-U ¥11000 単体売り(楕円針) |
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no print | EPS-440QD ¥8000/完了 (2CH用はEPS-52STDD) |
透明 | シバタ | ![]() |
EPC-440C ¥16000 EPC-442C EPC-441C 4CHカートリッジ 写真の針は EPS-53STED |
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![]() |
EPS-290SD ¥2800/完了 | 丸 | no print | EPC-290C ? システムコンポ用。 EPC-270Cの針違いを型番変えだと思う。見たことがない。 |
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![]() ←赤いセンターラインとTECHNICSのロゴ。これで純正品の楕円針と、判る。 STは、カートリッジの交換針にステレオ用、モノラル用のあった名残。 SDは接合ダイヤ・丸針:ノブのセンターラインが白 DDはダイヤブロック丸針:ノブのセンターラインは黄色、変色でクリーム色になったものと判別しずらい。 QDはダイヤ・シバタ針:センターラインはブルー EDは接合ダイヤ・楕円針:センタ^ラインは赤 これにカンチレバーの仕様の違いがある。そのため、レコード針メーカーからはいろんな仕様の針が発売された。 |
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JICOの通販サイト http://shop.jico.co.jp/products/?maker_id=16 | ||||||||||
01 June, 2010 EPS-53STDDとEPC-270Cの組み合わせで聴いている。 音がカチン、カチ〜ンと出て気に入らない。チャリ〜ンと鳴って欲しいときにシャリーンとなる。サ行がきつく中抜けの様相。 それで、続けて10枚くらい聴くことにした。いわゆるエージング。日頃はしない。それで、音がなじんできた経験は、固くなったダンパーが、コロンと動くようになってびりつきが収まった、ということくらいで、それは針交換しなさいのサインのようなものだと思ってきた。 05 June, 2010 Low mass:ローマス。小さな実効質量とでも訳しておく。 07 June, 2010 全部の組み合わせで聴くには時間がかかりすぎる。 |
23 March, 2010 | テクニクス TECHNICS |
![]() |
205Cファミリー「ボロンカンチレバーの205C。これに尽きる」となっている。本当だろうか、まだ聴いていないので確かではない。写真は、EPS-205EX / EPC-205CUH |
orijinal (価格は発売当時) | ||||||||||
TYPE | style | needle No. ¥price |
clolor | tip type |
trcking force(g) |
style | cart.No/¥price | color | 出力 mV |
|
205C | ![]() |
EPS-54STED ¥8000 (ロゴは205C) チタンパイプストレート 白金コバルト磁石 メッキ無し パイプ先端つぶし 02×07mil楕円 0.15mm角nude |
Black | elli | 1〜1.5 | ![]() |
EPC-88SMD(205C) ¥15000 |
|||
4CH | ![]() |
EPS-405QD ¥13500 チタンパイプストレート 白金コバルト磁石 メッキ無し パイプ先端つぶし シバタ針 |
white | シバタ nude |
1〜1.5 | ![]() |
EPC-405C ¥25500 EPC-205Cの 4CHカートリッジ (実質は針違い) |
2.3 | ||
205CU | ![]() ![]() |
EPS-205ED ¥11000 (ロゴは205C-U) チタンパイプストレート 白金コバルト磁石 メッキ無し パイプ先端つぶし 02×07mil楕円 0.15mm角nude |
Black | elli | 1〜1.5 | ![]() |
EPC-205CUS ¥21000 205CUにシェルを付属させたモデル |
3.5 | ||
no print | EPC-205CU・ -205CUX まだ見ていない |
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205CU L H |
![]() |
EPS-205EX ¥13000 (ロゴは205C-UX) チタンパイプテーパードカンチレバー パイプの先をつぶさずチップを埋め込んである GOLDメッキ サマリウム・コバルト 円形磁石 02×07mil楕円 0.15mm角nude Gold trcing force 1..0〜1.5g |
Glod | elli | 1〜1.5 | |||||
![]() |
![]() |
EPC-205CUL ¥23000 コイルの巻き数を減らして 直流抵抗:30Ω インダクタンス:40mH インピーダンス:250Ω |
2.0 | |||||||
![]() |
![]() |
![]() |
EPC-205CUH ¥23000 直流抵抗:500Ω インダクタンス:560mH インピーダンス:3.6KΩ こちらのほうが扱いやすい |
7.0 | ||||||
205CV | ![]() |
EPS-205EDV ¥15000 ボロンテーパードカンチレバー 他の205Cにも使えるが、 スリーブの横の形状が違う 02×07mil楕円 0.1mm角nude 写真は針折れ品 |
1〜1.5 | no print | EPC-U205C mk3 | 2.0 | ||||
![]() |
EPC -205C mk3 (シェル一体) ¥30000 |
2.0 | ||||||||
no print | EPS-205EDW ¥15000 | 1.25 | no print | EPC -205C mk4 (シェル一体) ¥35000 |
2.0 | |||||
207C | ![]() |
EPS-207ED ¥6000 アルミパイプ テンションワイヤーでない 楕円 写真は針折れ |
Glod/black | elli | 1.5〜2.0 | ![]() |
EPC-207C ¥15000 プレーヤー:SL-Q2 SL-Q3 SL-QQ3U SL-Q33 |
|||
EPC-205CU、EPC-205CUX :実物を見ていないので、オリジナルでどちらの針が付いていたのか確認できていないが、EPS-205EDのようだ。 ナショナル販売店セールスマン専用カタログ:’93でEPS-54 ¥8000、EPS-205EDV ¥15000が脱落。’95でEPS-205ED ¥11000、EPS-207ED ¥6000が脱落。 現在は、すべて脱落。サードパーテイ針のみ。 |
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JICOの通販サイト http://shop.jico.co.jp/products/?maker_id=16 |
200C | テクニクス TECHNICS 幻のようなカートリッジ200C、210C。このあと、205Cが発売される。ノブの形状は、205Cと微妙に違うが、スリーブなど一致する。) 210Cについて。EPC-85SM、別名テクニクス210C。1970年頃と、随分と古い時代のカートリッジ。ネットで検索すると、0.2×0.7mil楕円ブロックダイヤ針と書いているが、純正針の取扱説明書は、0.3×0.7mil楕円ブロックダイヤ針と記述してある。手持ちの針は写真のようにテンションワイヤーが付き出ているが新たに入手した針は、出ていない。楕円形状の違った2種類の針があったのかも知れない。ここでは、取り扱い説明書に従う。 今と違って'70年代は物価の上昇が激しく、新製品を出すことで、価格転嫁した時代で、それすら追いつかず値上げがあった時代だった。今のように新製品、性能アップ、実売価格下落の時代ではなかった。 問題は音だと思う。アルミパイプ、0.3×0.7mil楕円の200C・210Cは、V15VのG針(丸針)のようだ。大胆さはでるが、メリハリとビンビンと響く音にはならない。当然のことと思う。 |
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![]() |
![]() |
200C ↑205CUX ↓210C |
![]() |
![]() |
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テクニクス200C、210Cと205CUX ↑ノブのRが違う なんとか205Cにも使えるが、あえて選択する針ではない。 |
200Cはノブの後ろの形状によって2mmほど浮く。210Cはピッタリ |
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TYPE | style | needle No. ¥price |
clolor | tip type |
trcking force(g) |
style | cart.No/¥price | color | 出力 mV |
|
200C | ![]() |
EPS-50STED ¥10500 テクニクス200C アルミパイプストレート テンションワイヤー 白金コバルト磁石 メッキ無し パイプ先端つぶし 03×07mil楕円nude |
elli | 0.75〜1.5 | ![]() |
EPC-84SMD(200C) ¥19500 1970頃 プレーヤー:SC-850、FF-253 写真の本体は205CUH |
3.0 | |||
210C | ![]() |
EPS-51STED ¥9500 テクニクス210C アルミパイプストレート テンションワイヤー改良 白金コバルト磁石 メッキ無し パイプ先端つぶし 03×07mil楕円nude |
elli | 1〜1.8 | ![]() |
EPC-85SM(210C) ¥14000 1970頃 :SC-210C |
3.5 | |||
EPC-84SMがEPC-200C EPC-85SMがEPC-210C EPC-86SMADがEPC-280C EPC-87SMADがEPC-260C そしてEPC-88SMDがEPC-205C これでつながる。 ナショナルの型番は開発コードなのか、OEM先なのか、二つ三つのコード体系がある。 |
13 June, 2010 作成中 | テクニクス TECHNICS |
![]() ↑EPC-305MCMK2 |
MCカートリッジ EPC-305MC205Cと同時にEPC-305MCを載せないと片手落ちだろう。EPC-300MC¥15000(1978年)EPC-305MC¥35000(1979年)。この価格差はボロンカンチレバーの差になる。 |
orijinal (価格はナショナルセールスマン専用カタログ’89) | |||||||||
TYPE | style | needle No. ¥price |
clolor | tip type |
trcking force |
style | cart.No/¥price | color | 出力 mV |
針交換価格¥12000 チタンカンチレバー 0.2×0.7milダイヤブロック |
1.7〜2.3 | ![]() |
EPC-300MC ¥15000 | 0.1 | |||||
針交換価格¥21000 ボロンカンチレバー 0.2×0.7mil極小角ブロックダイヤ |
1.3〜1.7 | no print | EPC-305MC ¥35000 | 0.2 | |||||
針交換価格¥36000 ボロンカンチレバー 0.2×0.7mil極小角ブロックダイヤ |
1〜1.25 | ![]() |
EPC-305MCMK2 ¥50000 | 0.18 | |||||
針交換:'95にEPC-310MC(¥18000)が残り、'99にすべて完了した |
JICOの通販サイト レコード針修理サービス ←見積もり相談 チップ飛びや針の根元が残っておれば http://www.jico.co.jp/repair/index.html |
日付 作成中 | メーカー |
no print | カートリッジ |
orijinal (針は) | ||||||||||
TYPE | style | needle No. ¥price |
clolor | tip type |
trcking force(g) |
style | cart.No/¥price | color | 出力 mV |
|
|
||||||||||
JICOの通販サイト http://shop.jico.co.jp/products/?maker_id=26 |
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2008年頃に作ったもの↓
テクニクスのカートリッジの定番、EPC-270ファミリー 全国ン万店のナショナル店会をバックに、1ロット1万の生産数を誇ったナショナルがテクニクスブランドを定着させたカートリッジ群。 全国の小学生・中学生がこのカートリッジで、レコード鑑賞をした。 きわめてベーシックなカートリッジ群です。 ノブの形状が同じなので、ファミリー内すべてに互換性がある。しかし、純正オリジナル針は型番ごとに、仕様が違いその差は大きい。サードパーティ(レコード針メーカー)から発売された針はそのあたりが無視されているので本来の音は出ない。 現在テクニクスは、純正針(テクニクスブランド)を供給しておらず、ナガオカトレーディングからサービスパーツを出している。 以下、おおむね発売順 |
|
no purint | EPC-260C EPC-87SNAD stylus EPS-53 1.5〜2.0g 透明 |
no purin | EPC-79SNAD stylus EPS-56 3.5g アオ 針のみ試したが、固くひきつる音だった。選択外。 |
![]() |
EPC-280C EPC-86SNAD EPC-86SM 型番が違うが同じカートリッジ(EPC-86SNADが古い) stylus EPS-52 2〜2.5g コハク色 楕円針が標準(ただし針メーカーからは丸針も出ていた) 純正品の針は抜群。まだ接合針が無かった時代のカートリッジでダイヤブロックの楕円針が使われていた。 EPC-270が発売されて、その交換針にこちらが良いとして買われた。 でもとうの昔に生産完了している(30年以上前)従って、まずダンパーが駄目。 よってJICOかナガオカから入手することになる。でも発売時の針とは仕様が違う。 JICOのEPS−270ED(楕円針)がベター。楕円ラインコンタクト針(10000円)を求めるのも良いが、270ファミリーに1万円を使うなら、他のカートリッジを選ぼう。 意外に搭載したプレーヤーも少ない。 SL-25 SL-25F SL-28 SL-29 SL-30 SL-35 SL-40 SL-45 SS-7300 SS-7400 SS-7500 SS-7550N SS-7600 SS-33 YOU-03 YOU-05 テクニクス-40 |
![]() |
EPC-270C EPC-270CU 単体でも発売されたベストセラーカートリッジ stylus EPS−270SD(丸針)、EPS−270ED(楕円針) 共にミドリハントウメイ(ラインの色で区別) テクニクスのプレーヤーでもっとも多く搭載されたカートリッジ。ゆえに今だ根強い人気を誇っている。上位のカートリッジに負けない音が、すごい。 このカートリッジを使いこなすコツは、楕円針を使うこと。6300円しますが。願わくば、今や新古品でしか手に入らない純正品を探すこと、でも半分はダンパーが駄目になっています。よって現行で手に入る楕円針を入手することになる。しかし、テクニクスはブランド・パッケージを止めて、ナガオカトレーディングに針の供給を委ねた。 JICOのEPS−270ED(楕円針)がベター。楕円ラインコンタクト針(10000円)を求めるのも良いが、270ファミリーに1万円を使うなら、他のカートリッジを選ぼう。 写真はYahoo!auctionに出品したときのもの。 左の純正品はオリジナルパッケージ、開封したら判るシールが使われている。楕円針、センターのラインが赤い、ノブのサイドに刻みがありtechnicsのネームが入っている。丸針は、センターラインが白い。 |
no purint | EPC-271C EPC−270Cのシェル一体型のカートリッジ EPC-270Cと同じカートリッジ。270C、270CUより安く入手できるのなら求めても良い。でも270Cや270Uならシェルを換えればまた違った音がするので、そこは考えよう。 |
no purint | EPC-290 なぜ必要だったか判らないカートリッジ stylus EPS-290SD キハントウメイ ?g 針を試したが、音は悪かった。 |
![]() 写真の針はサードパーティ、EPS-52?だったと思う |
EPC-442C EPC-270Cの4cHバージョン stylus EPS-440QD 透明 1.7〜2..3g ダイヤブロック・シバタ針 今や幻、テクニクスはEPS−52を推奨、でもそれも廃番。 4cH用なので、上が伸びる。目障りに感じることもあるが、この価格帯で勝負すれば勝つ。なにが?もちろん音。問題は、針。針次第。EPC-270Cの針違いと考えたら良い。 ビクターがMD-1016(針DT−33S、DT−33H、DT-33G)の4CHバージョンカートリッジ4MD-1Xの針4DT-5X(白)と、Z1Sの4CHバージョンカートリッジZ-1他の針DT-Z1に、シバタ針を与えたのと同様だった。 やがてUPするであろう、205なども同じだが、テクニクスはカートリッジに寄り添うように優れた針を与えた。その結果ブームの終焉とともにオリジナル仕様の針も消えた。残念なことだ。 プレーヤー SL-45 SS-66 SS-7700CU SS-7800CU SS-7900 |
EPS−440QDを×20拡大しました。実体顕微鏡にて。![]() ↑@針先、カンチレバー清掃後 ↓A清掃前 ![]() |
![]() T:また、前後がカットされているので、楕円針だと判る。(シバタ針だと後方がよりカットされている) U:カンチレバーからすべて透明なのでダイヤブロック針。 V:カンチレバーが黒いので、チタンかな? うん、取り説が出てきてチタンであることが判った。 でもこの針は純正品EPS-53STED for EPC−260C チタンパイプ、周波数特性:10〜25000Hz 0.2×0.7mil 楕円ブロックダイヤ サスペンションワイヤーによるカンチレバー支持。素晴らしい。 このページの写真の説明は、EPS-53STEDと訂正する。 清掃は白スポンジで行う。 100均SHOPで売っている台所用白スポンジで清掃する。針クリーナーなどの液は、古い針の接着剤を溶かしたり、ホコリを針やカンチレバーに塗りつける事になる。 使い方の要点:水を吸わして絞り使用する。ノブを手に持って、上の写真なら右から左にそっとこする。逆向きや横方向にこするとカンチレバーがクネッと曲がってしまうことがあるから絶対しない。台に置いて、こすると力が入りすぎて同じようにカンチレバーを傷める。ノブとカンチレバーの隙間は、上記のようにやれば自然とスポンジが回り込んで写真のように奇麗に汚れが取れる。 腐食したアルミのカンチレバーの場合、ぽきっと折れる事がある。腐食していたから寿命だったとあきらめる事が出来る人だけ、この作業をして欲しい。同様に、劣化した接着剤が取れて、針チップが脱落することがある。接合針に起きる。これもあきらめる事ができる人だけ作業して欲しい。カンチレバーの曲がり・折れる・チップが脱落する、そのいずれも修復はは不可能。 ![]() 白スポンジとEPS-440QD → この白スポンジは主婦なら知ってる。ヨウカンのような長い状態で売られている。適当な厚さに切って使う。 アームレストに乗ったアームの下から、針をジョりジョリとこするとキレイになる。決してアームを固定した状態でやらない。フリーの状態で手前にこする。静かにやれば、針圧以上に力は加わらない。溝を掃除した針先のホコリがきれいになる。 以上 白スポンジでの清掃は20倍くらいのルーペで確認しながら行う事。模型ホビーの店にスタンド付きのルーペが売っている。作業がやりやすくなる。 |
新古針でも油断はできない![]() |
写真は、EPS−270DD。アルミパイプの接合針 多分30年は経った未開封在庫品。開封して×20で覗いた。チップはサビだらけ、これでレコードをかけたらレコードの溝でチップの研磨となる。 それで、このサビ落としを試みた。 右下の写真のように、接合部辺りまでサビを落とした。 ![]() しかしこれ以上は落ちない。カンチレバーを接着している剤が変質して溶けだし汚れとサビと入り混じって円錐部分までこびりついてしまっている。 これでは、まだレコードに落としていない針といえど、レコード盤を著しく損ねるのは目に見える。 新古針、中古針の恐ろしさですね。 このような針を、レコードクリーナーやスタイラスクリーナーの液で清掃すると、その液でこの汚れを更に酷くする。 レコード盤は水で洗うべし、針は白スポンジで磨くべし。 |
針とカートリッジとシェル 丸針:チップの先端が0.5milの球状になっている。レコードの溝をその上の円錐の部分で接触している。どの針もそうだが、溝の底に接することはない。0.6mil針は主にモノラルレコードをトレースするためにある。モノラル専用か、古いレコード(モノラルからステレオに移行した頃に制作されたレコード)と相性が良いと言われている。荒っぽくなるがはじける音が聴ける。 0.5mil、0.6mil:針先は球状に研磨されている。決して極限まで尖っているわけでない。ふつうは0.6milに丸くなっている。より溝の下のほうをトレースさせるために0.5milの針がある一方で、0.7milの大きな半径を持つ針がある。モノラル盤や録音年代の古い盤などの再生にてきしている。 またこの丸く研磨した針先は、楕円針の場合、0.3×0.7milのように研磨されている。この0.7と太くなる側で溝をトレースするので、楕円針や、シバタ針がよりきれいにホコリをぬぐったレコードを再生しないといけない理由となっている。 楕円針、エリー(elliptic楕円の)針:円錐部分が前後に削られている。溝をトレースする位置が最適になる。その反面、針への負担が大きく寿命が短くなる。それは、丸針よりトレースする実面積が大きく、ホコリをさらうようになるからで、こまめに清掃しなければならない。 シバタ針・ラインコンタクト針:楕円針の進化した形状を持つ針。トレース能力に長けるが高価なのが難点。 ダイヤブロック針:レコード針はサファイア針からダイヤ針に変わった。その後、金属の先にダイヤを接着する技術が生まれ、接合針になった。つまり接合針以前のカートリッジの針は、すべてダイヤブロックだった。それで、同じ型番の古い針で、ダイヤブロック針が残っていたりする。 針先の慣性質量からみるとダイヤブロックが有利だが、音を設計する際に接合針で行われていればそれはそれで良しではないか。ダイヤブロックは高域の音に対して有利なので、高いカートリッジに多く使われていた。しかし、それゆえに、現在ではその針が生産中止(とうの昔に)になっているのが多い。 レコード針の寿命:無塵室で、新しいレコード、新しい針でレコードを演奏した実験があるそうだ。針は1000時間を超えてもまったく摩耗もキズも生じなかったそうだ。ホコリがレコードと針の間に入りサンドペーパーになり摩耗とキズを生じるのだそうだ。 新古・中古針のダンパーゴムの劣化:メーカーの言う針の寿命は300時間とも400時間とも。毎日使っていれば数年で、交換となる。消耗品である針に使われているダンパーゴムが10年以上劣化しないよう設計されているとは思えない。固く硬化した針は、びりつきや高音の歪みとして現れる。耳で聴いてわかるようでは劣化はとことん進んでいる。 トロトロに溶けたダンパーゴム。極端な場合はペタッと腹がついてしまう。冬場の寒い部屋で、針圧を軽くして辛うじて使えるような針もある。どうしても使いたい場合にしか勧められない。メーカー純正しか発売されていない針に多くみられ、高価な針に多い。新古針や中古針を入手するに悩むところだ。 ダンパーのヘタリは、カートリッジの腹がレコード盤をこするようになる。硬化はチップを押しても弾力を感じず、再生するとキーキーと音がする。 そのどちらも聴感上判るほどになったら、レコードを傷めるばかりだ。針メーカーのサイトに出かけて生産されたての現行バリバリの価格を参考にして、中古・新古針を求めたほうが賢明だと思う。 適正針圧:針圧は軽いほうが音が良いのか、重いほうが良いのか。聴いてみて適正針圧内で決めることになる。0.1g単位で計量できる電子量りが安くでまわっている、実際に使っているがとても重宝している。 反りがあるレコードやキズのあるレコードを聴く場合は重いほうが良い。また優れたアームの搭載されたプレーヤーなら軽針圧でもトレースするが、そこそこのアームならば指定範囲の重いほうを選んだほうが良い。 反りやキズで針飛びしてレコードや針を傷める訳にはいかない。 インサイドキャンセラーを解除して、内周にも外にもいかず、0バランスをとった上で、針圧を調整しないときっちり正確な針圧はでない。 針圧を調整したら、インサイドキャンセラーを適正に戻すことを忘れずに。そうでないとレコードも針も傷む。針が横に歪んだカートリッジをよく見かけるがこれが原因。 曲がったカンチレバー:どの方向でも曲がったカンチレバーの針は使わないほうが良い。レコードを傷めるばかりだ。メーカー仕様とは別にスクラッチDJに使われた針で、ユーザーがわざと下の方向に曲げてある針がある。レコードを傷めるばかりだ。放送局のDJやかつての有線放送での使用で、レコードを傷めるような使い方はしなかった。別にヒップホップや2台並べてのDJを非難している訳ではない。使い方が違うから区別しているだけ。 カートリッジ本体の寿命:本体には動く部分がないので半永久的。ただし、ベースと本体の接合の弱いカートリッジがある。オルトフォン・スタントン(ピッカリング)に多い。また、髪の毛より細い巻き線がそのまま後ろのピン端子に半田付けされている。このピン端子の乱暴な扱いで、ちぎれることがある。 長く放置したため、針の鞘(スリーブ)の汚れのため本体から抜けなくなったカートリッジがある。最新の注意で抜いたあとは、白スポンジで清掃。針が本体とグラグラ状態。シュアなんか、オリジナル新品でグラグラだ。かちっとはしていない。ゆるすぎるのは困るがそういうものだ。 針交換やシェル交換の時は注意が必要。 シェル交換の後、片チャンネル音が出ない:結構多い。高いシェル、高いプレーヤーでも起きる。まず、シェルとコネクターの相性が悪いと思ったら良い。シェルについているゴムワッシャーを外してアームにつないでみる。元のシェルに戻して直れば、相性の問題。精密ニッポンだが、精密過ぎて融通が利かない現象。 ゴムワッシャーは、きつく締めすぎてシェルやコネクター部を傷めないためにある。 テクニクスのEPC−205ファミリーのボロンカンチレバー・コバルトダンパーゴム 話せば長くなる。また後ほど。 |
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番外 アイワ・東芝AUREX |
アイワ・東芝AUREXにも同じ針を使うカートリッジがある。 しかし、まだ実物を見たことがない。 従って針のみ。 アイワ: 針AN-6 ミドリハントウネイ プレーヤー:AP−D6、マイペースー1 東芝AUREX:カートリッジC-320M 針N-320D(ウルトラC針:サファイアを結晶方向に削り出して、ダイヤ並みの強度と寿命を誇った。誇ったが、ダイヤ宝石信仰に負けた) ナガオカ針: JN-105E(数社にわたって大量に売れる針は、針メーカー独自に共通針として発売していた。買わないほうが良い) |